今だから話せる葬儀裏話 No.2「38年前、葬儀業界の女性の扱い」

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今だから話せる葬儀裏話 No.2「38年前、葬儀業界の女性の扱い」

2026/04/15 今だから話せる葬儀裏話 No.2「38年前、葬儀業界の女性の扱い」

私が葬儀業界に入ったころの、経験談です。

 

それはそれは、ひどい扱いを受けました・・・(泣)

38年前、私は葬儀司会者として葬儀の世界に飛び込みました。

その当時、女性が葬儀の現場に携わることはほとんど皆無の世界でした。ましてや、司会者など葬儀には必要がないと言われていた時代!

でも、イベントや結婚式だけではなく、司会という世界を葬儀に広げたかった私は、日々、葬儀社さんに営業に周っていました。

まず、その営業先はほとんど門前払い、話など聞いてもらえる時代ではなかったのです。

「葬儀の司会?」何を寝ぼけたことを言ってるんだと、お叱りをうける、説教をされるそんな日々が

続きました。

何度もくじけては、起き上がり、又、倒れるの繰り返し・・・

 

 

そんな、ある日、いつものようにアポなし営業で周っていた、A葬儀社での出来事。

私がパンフレットを出し、色々と説明をしている時に、その担当者は、たばこを吸い始めました。

そして、灰皿代わりに、私が出したパンフレットの上で、タバコを消したのでした。

少し燃えて、焦げたパンフレットを見て、私は何も言わず、その会社を出ました。

そして、歩きながら、涙がこぼれるのを拭う気力さえも失っていたのでした・・・

何?どんな神経があればそんなことができるのか?葬儀社にはまともに営業もかけることすらできないのか?と自問自答しながら、家路につきました。

悲しすぎましたが、悔しかった! のその一言に尽きました。

 

実は、この一年後くらいに、この葬儀社から仕事をいただきましたが、そこでも考えられない意地悪をされました。

お寺様との打ち合わせをさせてもらえず、担当者から進行内容を聞いたのですが、それがまるっきり違っていたのです・・・見事に陥れられました(# ゚Д゚)

この話をすれば、またまた長くなりますので、又、いずれ・・・

 

その当時は、女性軽視もはなはだしい世界でしたので、女性が葬儀業界に入ってくること自体を

阻止したいという風潮が蔓延していたのだと思います。

また、葬儀社を世の中の方々が、人の死を商売にしてとか偏見の目で見る方も多くいらっしゃり、会社として企業として認められてはいなかったのです。葬儀社自体が疎外感もあり、会社としてのコンプライアンスなど、何一つ存在していませんでした。

 

そんなこんなの一年間で、徐々に私のやる気も失せはじめ、葬儀をやめようかな?とも考えはじめたころ

葬儀社の代表が二代目とか三代目に引き継がれた会社は、少しずつですが、私の話を聞いてくださるようになりました。

そんなある日、「いきなり司会は無理なんですが、弔電だけでも読んでみますか?」とB葬儀社から声がかかりました。天皇陛下の勅使がいらっしゃるような、すごい葬儀で与えられたチャンスでしたが、何百通の中の、たった1通の弔電で私は何ができるのだろうか?と不安にかられました。

だが、しかし・・・その弔電の文面を見た時に、心と体が震えたのです。なぜ、ご遺族がこの弔電を選んだのか、私に伝わってきたのです(そういう感は働くのです(^^)/)

 

38年経った今でも、私はその弔電の文面を色鮮やかに覚えています。その文面は私の宝物ですので、公にはできませんが、その弔電を読み始める少し前に、雨が降ってきました。まるで嘘のようなシチュエーションを仏様は私に与えてくださったのです。

なんということでしょう・・・文面の中に「涙雨」という言葉が入っていたのです!

突き動かされるように、弔電を読んだ後に、ご遺族を想い、私はひとこと言葉を付け加えていました。

(この言葉も私の宝物ですので秘密です・・・)

葬儀が終わった後に、たった1通の弔電を読んだ私に、ご遺族様から声をかけていただきました。

「ありがとうございました。なぜあの弔電なのか、わかってくださったのですね・・・」と、ありがたいひとことをいただきました。

それから先、あれよあれよと、仕事は増えていきました。

しかし、女性軽視の世界は変わらずで、色々な苦労もしましたが、そんな時代を経て、どんな時にもご遺族の「お悲しみの心に寄り添う」と決めて、葬儀社を営んでいます。

 

それが、アスターの「優しいお葬式」なんです!

 

 

 

 

 

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