新型コロナウィルス感染者のご遺体の収容、消毒について

本日の東京都の感染者数462名と発表がありました・・・

国の政策は、はっきり見えてこず、各自治体任せ、そして東京都の政策も都民に対しての

要望ばかりで、何を指針にすればいいのかと悩む日々・・・

弊社は葬儀社として、感染しない、させないを徹底する以外に道はなし!と

ガイドラインを参考にはしておりますが、こればかりは、葬儀をする前の医療従事者との

話し合いは本当に重要だと考えております。

では、下記に厚生労働省・経済産業省発表のガイドライン第二章の一部を抜粋させていただきます。

2-3. 非透過性納体袋への収容・消毒
◆対応のポイント

○ 遺体からの感染リスクへの対応：
・遺体が非透過性納体袋に適切に収容され、かつ適切に管理されることにより、
遺体からの感染リスクが極めて低くなります（以降の取扱いについては、非
透過性納体袋に収容されていることを前提としています）。
・遺体においては、呼吸や咳嗽による飛沫感染のおそれはありませんが、収容
時の接触感染が想定されますので、非透過性納体袋へ遺体の収容をされる方
は、個人防護具〔サージカルマスク、手袋、長袖ガウン、目の防護具（フェ
イスシールド又はゴーグル）〕の着用をお願いします。
・遺体を非透過性納体袋に収容・密閉したら、外側を消毒します。この消毒は、
遺体を収容する際に、非透過性納体袋の外側に付着することが予想される体

液等に対して行うものです。

○ 遺族等の方の心情や遺体識別の観点からは、少なくともお顔の部分が透明な非透
過性納体袋の使用を推奨します。

◆医療従事者の方へ
・遺体を冷却する必要がある場合、気密性が高い非透過性納体袋にドライアイスを入れると破
裂のおそれがあるので、ドライアイスを入れないでください。また、ドライアイスが直接触
れると、生地が劣化し破損するおそれがあるので、ドライアイスが非透過性納体袋に直接
触れないよう注意してください。
・作業後は石けんと流水による手洗いを行う等、手指衛生を徹底します。
・使用したストレッチャーについては、病室内での飛沫の付着が想定される場合や、
体液等の漏出が明らかな場合には清拭消毒を行います。生前に使用していた病室
等についても十分に換気をし、接触のあったと思われる箇所については清拭消毒
を行います。

以上、ガイドラインからの抜粋です。

※これを見る限り、医療従事者に対して、本来、葬儀社がおこなわなければならない業務を

しなければならない、状況がございます。

しかし、現状として、病院により、医療従事者の考え方にも違いがございますので

どこからどこまでと簡単に線引きができるものではありません。

弊社は、ご依頼がございましたら、まず、病院側とは、ご遺族の心情を一番に考え

お打ち合わせをさせていただいております。

どうぞ、ご不安な状況がございましたら、ご遠慮なくご質問くださいませ。