新型コロナウィルス感染者のご遺体の納棺について

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新型コロナウィルス感染者のご遺体の納棺について

2020/08/10 新型コロナウィルス感染者のご遺体の納棺について

厚生労働省と経済産業省が発表した葬儀に対してのガイドライン、第二章からの抜粋です。

 

2-4. 納棺
◆対応のポイント
○ 遺体からの感染リスクへの対応:
・非透過性納体袋に収容・密閉され、破損等も生じていなければ、遺体への特別
な感染対策は不要ですが、非透過性納体袋を適切に管理することが必要です。
・遺体搬送前に納棺することで、搬送による非透過性納体袋の破損リスクが低
減されます。
・納棺時又は納棺後に、棺の表面に遺体や体液等が触れた場合には、棺の消毒
を行います。

◆医療従事者の方・遺体等を取り扱う事業者の方へ
・医療従事者の方と遺体等を取り扱う事業者の方は、次のことを確認し合うことが
望まれます。
 非透過性納体袋に収容・密閉され、破損等も生じていなければ、遺体への
特別な感染対策は不要となること
 通夜、葬儀を執り行うかどうかは、非透過性納体袋の適切な管理を含め、
感染対策の徹底が可能かどうかを踏まえて検討する必要があること
 24 時間以内の火葬が可能であるが義務ではないこと
 遺族等の方が濃厚接触者である場合は、できる限り対面を避け、オンライ
ン等の活用を検討すること
 納棺に濃厚接触者が関わることになった場合、三密を避け、お互いにマス
クを着用し、人との距離(可能な限り 2m)をとることを徹底すること
・新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方又はその疑いがある方の遺体
の納棺に際しては、感染防御について十分な説明と確認を心がけてください。

 

以上、ガイドラインからの抜粋です。

 

※この項目は、経験上、やはり一番慎重に処置をしなければならない部分だと感じています。

ご遺体を納体袋にお入れして、それからお棺にご納棺。これから、第三者の手に触れるかもしれない

そのお棺へのご納棺は、慎重に、慎重を重ねるべきだと思っております。

そして、何よりも、

 通夜、葬儀を執り行うかどうかは、非透過性納体袋の適切な管理を含め、
感染対策の徹底が可能かどうかを踏まえて検討する必要があること 

この部分は、本当にデリケートなところであり、検討しなければならないところではないでしょうか。

ガイドライン上は、お棺を囲み、祭壇を飾り、通夜・葬儀を行ってもよいわけです。

しかし、現実はもほとんど限りなくゼロに近く、行うことができない状況です。

どんなに、棺を消毒しても、コロナ感染者のご遺体ということで、受け入れてくださる式場が

ほとんどございません。

自社式場にしても、あとあとの風評被害を考えると二の足を踏んでしまうのが現状ではないでしょうか・・・

そして、東京都内、コロナ感染者の火葬場も受け入れてくださるところは限られていますし、何よりも時間も限られています。

それに合わせて、通夜、葬儀を行うということも、時間的な制約が多くなります。

 

でも、何とか、最後のお別れをゆっくりしたいと願うご遺族の方もいらっしゃいます。

そんな時、弊社では全身全霊で、色々な問題に立ち向かい、ひとつずつ解決させていただきたいと考えております。

 

どんなお別れも、すべては、葬儀本来の意味がとこにあるのかを考え、ご遺族にも納得のいく形のお別れをご提案させていただきますので、何なりとご相談くださいませ。

 

 

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