東京葬儀｜葬儀 事件簿3️⃣

2️⃣からの続き

高野山に向かうにあたり、さすがにひとりでは

少し不安があったので、友人とふたりで出発！

ハンドルを握りながら、観光気分でウキウキしながら

高野山の山を登り始めたら、急なカーブを越えることに

空気が変わってきた。いまでいう、パワースポット的な

ものだろうか、気が澄んでくるような感覚だ。

金剛峯寺にお参りをしてから、宿坊へ到着！

副住職が迎えてくれた。

宿帳みたいなものを書き終えてから

「朝、4時30分からのお勤めに出られますよね？」

と、決まっていたかのようなトークに、⁇マークが頭の中に出現したが、素直に「はい！」と答える私…

隣で友人は、はっ？4時30分？みたいな顔で私を見つめているが、なぜか、私には断る選択肢がなかったのだ。

いざ、部屋へ通されると、床の間の中央に神々しい

不動明王様の掛軸が…

お部屋も綺麗、食事も美味しく、お風呂も綺麗、

お布団もフカフカ、若い修行僧の方々が、お世話をしてくださる姿に感動を覚えながら、お布団に入り、

明日の朝のことを相談し始めました。友達は朝の修行には出たくないから一人で行ってきてと、言われ、まっ！仕方ないか！と、あきらめて、珍しく穏やかに夢の中へと誘われました。

そして、2時30分くらいに

私の顔に急に光がが当たった。

うっすら目を開けたら、掛け軸の不動明王様から

言葉をいただいた。

「ようやくおこしいただきました。

待っていました」

通常であれば、夢を見た！というレベルであるが

それが夢ではないと、4時30分のお勤めの時に知る

こととなる私でした…

4️⃣に続く

ごめんなさい、エピローグが長すぎて、葬儀はまだかい！と、言われそうですが、以後、葬儀の世界で体験する

数々の経験を語るには、このエピローグは大切な過程ですから、ご勘弁を…