東京葬儀｜葬儀 事件簿4️⃣

3️⃣からの続き

夢なのかどうかわからないまま

朝4時を迎えた私。

友達は起きる気配なし！

よって一人で支度して、いざ本堂へ…

なんと、朝のお勤めに参加していたのは

私ひとりではないか！

その頃は、真言宗とは、何？てな状態の私。

だって自分の家の宗派もわからないんだから

何の知識もない。

でも、とりあえず神妙に正座をして、じっと

してればいいか。と、考えていた。

お経が始まり、何か火が見えた。

いまでこそ、お護摩だとわかるが、その当時は

何？何を燃やしているの？と、びっくり‼️

その火の向こうに目がキラリと輝く

不動明王様が私を見つめている。

あっ！手を合わせればいいんだと合掌をした。

手を合わせた途端、私の口から、お寺様が唱えている

お経と同じフレーズが、ぎこちなく発せられるのに気づいた。

そう！私は不動明王様のご真言を唱えていたのです！

仏教のぶの字も知らない私が、なんとなくお経を唱えている？えっ？何？

ドキドキしながら、朝のお勤めが終わり、ご住職が退堂される時に、私に一言

「お帰りになる前に、お話できますか？」

考える余裕もなく、「はい！」と返事をする私

そして、いざ、ご住職との面談へ…

5️⃣へ続く

そう、このあと、私の人生の転機を迎える言葉を

投げかけられるのでした。